活動報告

白石としたか

所得制限に対する大いなる疑問

25日に、来年度予算案に対して、とちぎ自民党議員会で知事に要望し、
政調会で記者会見を行いました。私は政調会の副会長を務めさせて頂いております。

今回の目玉の1つで、少子化・子育て支援として、〈第2子の保育料無償化〉があります。

県は所得制限を設けた予算案を提示したので、私が中心に所得制限撤廃を強く主張し、
市長会・町村会に思いを訴えて、賛同を頂き(保育料は県と市町の折半のため)、県に要望して頂きました。

下記は多くの人に知って欲しいです。

今回の保育料は、数多くある所得制限による理不尽な現象の1つに過ぎません。

こうした制度は、ほとんど国の権限で、県に裁量がありませんが、今回県の裁量で予算が出てきたので、日頃の思いをぶつけました。

今回、県では所得制限を世帯930万円を基準にしました。

宇都宮を例にします。
保育料は所得の高い世帯で第1子で年に80万4000円払ってます。
第2子は半額の40万2000円。かなり高額です。

所得制限を設けると、930万超の世帯は約40万円負担のまま、930万円以下だと負担ゼロ。
手取りの逆転という理不尽な現象が起きます。

そのレベルの年収層は3分の1は税金、社会保険で引かれてるので、手取り40万円稼ぐには実質60万円くらい必要です。
すると、保育料だけ考えても
1000万円弱の世帯と930万弱の世帯の手取りが同程度になります。

こうした、あらゆる所得制限があるために、働く時間を調整し、所得を抑えて、特に女性の社会活躍への弊害、
人手不足の大きな一因となってます。所得が増えない、大きな原因の一つです。

年収の壁、年金の壁、住民税非課税の壁など、働く意欲を削ぐ時代遅れの制度は即刻改めるべきと考えます。

今や日本は先進国の中で貧困国です。1000万円程度は他国では中間層に過ぎず、昔より税保険の負担が増えた現在において、子供2人を奨学金無しで大学行かせるのは困難です。

私は、皆が子供を産み育てたいと思える社会にしたい。

努力が報われる、正直者が得をする社会にしたい。所得を増やせば豊かになる社会したい。

コロナ支援も、あまりにも理不尽でした。

一番生計が苦しいのは、働き税保険を納める貧困世帯です。

国は、いつも住民税非課税世帯だけを支援するがために、低所得の納税世帯との手取りの逆転をますます広げ、理不尽極まりない社会にしております。
国会議員、官僚の見識の無さ、現場に対する無知に怒りを感じて仕方がありせん。

私は、真面目に義務を果たしてる人が報われる社会にしたい。
もっと、皆が豊かになって欲しい。

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