活動報告

白石としたか

一般質問(3)日本の歴史文化と多文化共生について

人手不足が深刻化し、今後、外国人労働者が増える一方で、治安の面など、不安の声も多く聞きます。

外国人といっても、「郷に入っては郷に従え」で日本文化を大切にする人もいれば、絶対に馴染もうとしない人もいます。

日本は多文化共生を重視していますが、外国文化の理解には、外国人が重視している宗教を知ることが重要であり、

そのためにも日本人自身が神道、皇室、仏教など自分の国を深く知ることが先決だと考えますが、残念ながら、十分に教えられておりません。

 学校では、教員各自の力量によるので、一概に言えませんが、そもそも日本について深く学ぶ時間がほとんどありません。

日本の歴史文化は、先の戦争のイメージが強過ぎ、誤解されていると感じてなりません。

日本が批判される原因でもある国家神道は、日本が植民地にならないように強権的に富国強兵を目指し、政治が神道と天皇陛下を利用したものであり、明治から戦前という日本の長い歴史の一部に過ぎず、本来の神道、天皇陛下の在り方と全く違います。

自然豊かな日本は、亡くなっても土に帰り植物などに生まれ変わり、全てが繋がるという平和思想だからこそ、全ての存在を八百万の神として崇める神道が生まれ、天皇陛下が支配者ではなく全ての幸せを願う存在として実在し、お米の文化により移動せず発展しました。

 その日本に、全ての存在を仏とする仏教が伝来しました。仏教は自然の摂理を説いて、生老病死などの苦しみから解放されるよう心の在り方を説く教えであり、神道と融合することができました。

     つまり、日本というのは、全てを受け入れ心を磨く平和思想だからこそ、2700年という世界で断トツに長い歴史が続き、そうした精神性が、以心伝心で我々に沁みついています。

     一方、外国の主な宗教は自然に恵まれない乾燥地帯で生まれたため、万物を神とする教えにはならず、一神教として唯一絶対の神の教えに従えば救われるという教えが主流であります。

長年に渡り、食料や土地を求めて移動する民族であるが故に、他の国に侵入し、自分たちの価値観に変えてしまうのは歴史が示しており、日本人のようにお人好しではありません。

    日本の多文化共生は、相手に合わせ過ぎです。ここは日本である以上、外国人に日本文化に馴染んでもらうべきであり、外国人に対して日本人自身が誇りを持って日本の歴史文化と価値観を主張できるよう、自らを深く知る必要があります。

 日本は、お天道様が見ているから悪いことはしない、という文化があります。

 明治天皇のお言葉「目に見えぬ神に向かいて恥じざるは人の心の誠なりけり」、これは日本人の心を象徴しています。

 日本人は、自然を敬い、心を磨くことを重視した世界に誇れる平和思想の国であります。

   だからこそ、日本に誇りを持てる教育を行えるよう、教育委員会が日本の歴史文化を学んで頂きたい。

私の思い

 私が永平寺で修業したのは、禅の師匠から、政治家は宗教を知らな過ぎると諭されたからです。

資隆君は、人間の目に見える事象で判断するのではなく、宇宙の摂理を理解した政治家になれ、と諭されました。

 世界における戦争の原因は、貧困や食料難はもちろんですが、それと同時に価値観(宗教や主義主張等)の押し付けにあります。

 価値観を押し付け合う限り、絶対に戦争は繰り返されます。

 平和である唯一の思想は、自然を敬い、全てを受け入れる、日本における神道、仏教、天皇陛下にあります。

 しかし、日本は戦争で負け、アメリカなどに価値観を押し付けられ、こうした日本の本来の伝統文化を教えることがタブーとなりました。

 憲法における、宗教の自由が、逆に日本の伝統文化を教えることが特定の宗教と見なされ、禁じられてしまいました。

 だからこそ、本来の日本の伝統文化と誇りを取り戻すことが、私の最大の悲願であります。

More Posts

一般質問

27日に県議会一般質問を行いました。 1、生産年齢