活動報告

白石としたか

コロナ対策の犠牲

非常に思いがある案件ですので、書きたいと思います。

小山の県南市場にある老舗仲卸鮮魚店の栃木北洋さんが残念なことになりました。隣の(株)小川さんが面倒見てくれたので流通が保たれたのが救いです。

栃木北洋さんは唯一、豊洲市場からの直送で販売していた業者です。

原因はコロナの過度な自粛と不公平な対策で借金が増えたまま、返済が本格化したことです。

当時、飲食店にだけ規模関係なく不相応な協力金をバラマキした一方で、仕入れ先である卸業者への支援は雀の涙でした。

私は非常に怒りを覚え、何度も支援の在り方を見直すように訴えてました。しかし、国は見直すことはありませんでした。

私の剣道場も、強制休館させられたのに支援は雀の涙、大損失を被りましたので、非常に強い怒りを今でも感じております。

私が魚介料理をするようになった最大の理由は、道場休館で親の収入が途絶えたので、私が食費出して料理くらいしようと思ったからです。
議員は給料変わりませんでしたから。

飲食店は協力金もらって休業してるため、市場は閑古鳥でした。仲卸業者は大型冷蔵庫の電気代も出せず本当に苦しんでました。

そのため、私は市場で大量買いをするため、クラスターにならぬよう4人限定でホームパーティーを始めました。
代行車も客が激減で困ってたので、代行車も呼んでました。

おかげで仲卸業者の方々とは親しくなり、魚介について色々教わり、私も料理の腕が上がっていきました。

他の仲卸業者さんは、豊洲から大宮や宇都宮市場経由のため若干時間が遅くなりますが、
栃木北洋さんは豊洲直送のため一番早く魚介が並んでるので、早起きの私は一番ひいきにさせて頂きました。素人なのに、注文した物を豊洲から仕入れてもらう関係になってました。

私は街のレベルは飲食店のレベルに比例すると思ってます。
やはり大きな街ほど飲食店が充実してます。
栃木県、そして故郷である小山の発展には飲食店は欠かせないと思います。

そして、特に魚介で大切なのが飲食店の仕入れ先である市場の卸業者です。

そして、さらに大切なのが、その元である漁師さんであり農家の方々です。

日本は世界に誇れる食文化がありますが、料理人の前に卸業者そして漁師農家がいなくては成り立ちません。

一級食材ともなれば漁師が神経締めなど腕が必要です。
そして目利きする卸業者が必要です。
全てが揃って、日本の食文化です。

コロナ対策が不公平過ぎたことを大いに反省し、何を一番守るべきなのか肝に銘じた上で、政治は対応せねばならないと思います。

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