私は大学時代、103万円なんかでは生きていけないので、大幅に超えて働き、税金だけでなく、国民健康保険も払い、しまいには国民年金まで請求来てました。
きっかけは友人の影響です。
高校時代の友人が早く父を亡くし、シングルマザーの貧困家庭で高校時代からバイトをしており、お前みたいな裕福な奴にはオレの気持ちは分からない、と心を閉ざされており、何でだろう?とずっと思ってました。
よく覚えてますが、お互い2年浪人し、お互い合格して、飲みに行くべ、と誘いに行ったら、友人の母から、◯◯はすでに新聞配達で引っ越した、と。
私は朝方まで、ドンチャン騒ぎして、雪が降る朝方の帰り道、新聞配達する人見て、物凄く衝撃を受けました。
あ〜、その友人がお前みたいな奴には分からないと。その気持ちがよく分かりました。
その瞬間です。私は今後一切、親の世話にはならないと。
極端までに強権的な父から開放されるためにも、いいきっかけでもありました。
東京での大学時代は金がなく、大変でしたよ。
まともに睡眠も取れず、働いてましたから。
金がないので、フランスパンだけかじってたり、玄米と沢庵だけ食べてたり、今私が昼食べず2食なのは、その時から習慣付いてしまったんです。
よく夜に食べ放題の店で腹を満たしていたので。
回りの仕送りで生活できる多くの学生は扶養内で働き、バイト代も遊び代でした。
貧困家庭の同窓が数名おり、不満言ってましたよ。
なんで俺たち貧乏人だけ、税金も保険料も年金も負担しなければならないのに、逆に、なぜ、働かなくても生活できる豊かな学生は全て免除されるのか。おかしいよ、と。
制度を調べて驚きました。何なんだろう、103万とか、130万とか、年収の壁という理不尽な制度は、と。
さらに、なぜ、豊かな親は子供の扶養控除で税金が安くなるのに、働く苦学生の親は扶養控除が消えて、税金が安くならないのか。
世襲ばかりで、生活に苦しむ国民の気持ちも知らぬ国会議員たちに、30年近く前から物凄い不満を抱き続けてます。
そのため、20代の頃は、かなり右寄りなのに自民党が嫌いでした。
ちなみに、仮に年収の壁が178万になっても、苦学生は壁を超えてるので税金、保険料は発生します。
仮に学費を無償にしたところで、生活費のために、それ以上働かねばならないんです。
壁など設けて、負担の有無を二極化してることが働き控えと不公平を生む原因なんです。
生活できないから働いてるんです。働き控えする余裕があるのは、生活に余裕があるからです。
技術は格段に発達してます。
壁など撤廃して、一万円単位で所得を階段にして、累進にすればいいだけです。
国会議員と官僚は目先の財源ではなく、国民が働くほど豊かになる仕組みを作るべきです。
「努力した人が報われる社会に」というのは学生時代の経験から来る強い思いです。